2011年1月27日木曜日

無常

 
「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。
よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、
久しくとどまりたるためしなし。
世の中にある人とすみかと、またかくのごとし。
たましきの都のうちに、棟を並べ、甍を争へる、
高き、卑しき、人のすまひは、世々経て尽きせぬものなれど、
これをまことかと尋ぬれば、昔ありし家はまれなり。
あるいは去年焼けて今年作れり。あるいは大家滅びて小家となる。
住む人もこれに同じ。所も変はらず、人も多かれど、
いにしへ見し人は、二、三十人が中に、わづかにひとりふたりなり。
朝に死に、夕べに生まるるならひ、ただ水のあわにぞ似たりける。
知らず、生まれ死ぬる人、いづかたより来たりて、いづかたへか去る。
また知らず、仮の宿り、たがためにか心を悩まし、
何によりてか目を喜ばしむる。
その、あるじとすみかと、無常を争ふさま、
いはば朝顔の露に異ならず。
あるいは露落ちて花残れり。
残るといへども朝日に枯れぬ。
あるいは花しぼみて露なほ消えず。
消えずといへども夕べを待つことなし。」
『方丈記』鴨長明
 
天変地異と、飢饉による無数の餓死者
大自然の猛威に対して無力な人間の儚さ。
 
彼の生きた時代がどのような時代だったか。
それを知ってから、方丈記を読むと
彼の心情が伝わってきます。
 

2011年1月25日火曜日

早朝参拝

  2日目の日曜は、朝4時半に起きて
タクシーに分乗し、内宮へ行きました。
到着したのは5時過ぎでしたが、
すでに参拝者がちらほら見受けられました。
 
真っ暗で寒々とした参道を歩き、正宮に参拝。
そして、正宮の裏手にある荒祭宮にゆき
いつものように白い丸石の上に座り
厳粛かつ強い神気に包まれ、しばし瞑想。
 
最高でした。
やはり伊勢は違いますね。
 
今回の写真が下記に掲載されていますのでご覧下さい。
http://www.yogini.jp/fromeditors/item_2291.html

次回は、参加者限定で
夏か秋に行きたいと思います。
(上の写真は以前に行った時のものです)
 

2011年1月24日月曜日

伊勢ツアー

 
 
伊勢リトリートお疲れ様でした。
2日間とも天候に恵まれ、とても清々しいツアーでした。
瞑想も普段より高度な内容にしましたので
前回(大和)や普段との違いをお分かり頂けたことと思います。
 
次は、諏訪になるか、高千穂になるか、まだわかりませんが
さらに充実した、より濃い内容にしたいと思います。
今後ともよろしくお願いします。
(写真・・秋元氏撮影)
 
それにしても
初日の内宮はものすごい人出でした。。。 
  

2011年1月20日木曜日

ご祝儀

 
クウェート全国民に祝儀30万円
(共同通信) 1月19日 (カイロ共同)
 
クウェートの英字紙クウェート・タイムズによると、
同国のサバハ首長は19日までに、建国50周年などを祝い、
国民全員に1人当たり現金1千クウェート・ディナール(約30万円)の支給と、
1年2カ月間の食料無料配給を政府に命じた。
国民議会の承認を経て正式決定する。
クウェートは世界4位の原油埋蔵量。
 
 
本当に羨ましい話ですね。
日本では、毎日、朝から夜まで
大型増税の話しか聞こえてきませんが。
 
日本は世界第4位のエネルギー消費国ですが
エネルギー輸入依存度が約8割というほど、他国に頼り切っています。
ですのでクウェートのようなことには永遠にならないように思われますが
実はこんな話もあります。
 
燃える氷ともいわれるメタンハイドレートという資源が
日本近海に膨大に埋蔵されているのです。
 
すでに採掘技術も、いくつかの点を除き、ほぼ確立しています。
あとはコストパフォーマンスなどが課題ですが
これらは然るべき研究費を投入すれば
そう遠くない日に解決するでしょう。
 
国内消費される天然ガスの約96年分という埋蔵量なので
うまく利用できれば、消費税を大増税しなくとも済むかもしれません。
要は、国が本気になって研究予算を組むかどうかです。
 

2011年1月18日火曜日

 
日曜日は大阪での講習会でした。
雪の影響で、朝の新幹線は1時間の遅れでした。
大阪の講習は何年か続けていますが
はじめて遅刻してしまいました。
30分ほどですが、ご迷惑をおかけしてすみません。
 
帰りは新大阪駅に午後7時に行きましたが
結局、東京駅に着いたのは深夜1時半でした。
長い一日でした。。。
 
今週は伊勢ですが
少し早めに出かけようと思っています。
 

2011年1月14日金曜日

皇統譜

 
皇統譜の写しが下記で見られます。
http://igonshounin.net/keizu/koutoufu.html
 
神武天皇は「皇統第一 世系第六」とあります。
皇統第一とは初代天皇ということですが
世系第六というのはちょっとわかりにくいですね。
 
では世系第一はというと、ここでは、天照皇大神です。
古事記で最初に登場するのは、天御中主神ですが
こちらは別天津神なので、神代として掲載し
世系第一にしなかったのでしょう。
 
また、獨神の国之常立神、豊雲野神もなく
いわゆる八力の神々も4神だけですし
伊邪那岐神命(注)とかは?と聞きたくなりますが
この辺りの背景はよくわかりません。
なにか特別な理由があるのでしょう。
   
(注)伊邪那岐神と伊邪那岐命は
古事記ではきちんと分けてあります。
前者は神代七代、後者は国土の修理固成の段で登場します。
この神と命の使い分けなどが
古事記の解釈上大事なポイントになるのですが。
 

皇統

 
小林よしのり氏の「新・天皇論」がベストセラーだそうです。
前作「天皇論」と「昭和天皇論」も読みましたが
かなり勉強されていて、感心しました。
ただ、現在論争中の女系天皇についての件は
ちょっと同意しかねるところがあります。
 
「元々、天照大神は女性神である。
ならば日本の天皇は
最初から女系だったと考えることもできる」P274

特にこの部分ですが
神には、人間のような性別はありません。
そもそも無形なのですから。
新井白石や平田篤胤あたりの影響でしょうが
やや残念です。
 
「神とは人なり。
我が国の俗凡その尊ぶ所の人を称して加美といふ。」古史通
 
 
以前、天皇陛下と直にお話をさせて頂いたことがありますが
伊勢神宮などで感じる厳かさに似た雰囲気をまとわれていました。
 

免許証

 
『天皇は筆で書かれた免許証をお持ち 』
「天皇陛下も自動車免許証をお持ちだ。
といっても一般の自動車教習所に通うわけにはいかないので、
赤坂御用地内で練習のうえ、昭和29年、20歳の時に
品川区の警視庁運転免許試験場で、奉書のような大きな紙に筆で書かれ、
警視総監の署名と印がある特製の免許証をお受けになった。」
※週刊ポスト2011年1月21日号
 
陛下も免許証をお持ちだそうです。
  

2011年1月13日木曜日

ピラミッド?

 
 
熊本のパワースポットとして、最近話題になりつつある米塚です。
日本にもピラミッドがあるというなら、真っ先に候補になりそうな形状です。
実際には自然にできたものらしいのですが、なんとも整いすぎていますね。

2011年1月12日水曜日

残された時間

 
50代半ばを過ぎたせいか
やや焦りが出てきたようです。
生涯現役と思ってはいても、若い頃のように修行に励めるのは
せいぜいあと20年くらいでしょう。
最近特に時間の経つのが早く感じるようになりましたので
20年など、きっと、あっという間だと思います。
 
今は亡き師や諸先輩方が、幸いにして
人間の到達できる極みを見せてくれましたので
それを自らの理想としているのですが
あと20年くらいでは、その方々の足元にも及ばないし
ワンタッチすらできそうにありません。
ですので、何とも時間が足りないと、切に思うのです。
 
せめてあと40年くらいあれば
まぐれで足元にワンタッチくらいできるかもしれませんが
今のままでは1%の可能性すらありません。
 
そこで今年は仕事をさらに減らし、余分なことをできるだけやめ
そして可能な限り煩わしさから離れ、
心を入れ替えて、勉学と修行に精進することにしました。
 
本を書くのもしばらく休み
残された時間を大切にしたいと思います。
師に褒めて頂けるレベルになれるかどうかわかりませんが
カウントダウンが始まったと覚悟を決め
命がけで、努力したいと思います。
 

2011年1月11日火曜日

いろは歌

 
いろはにほへと
ちりぬるを
わかよたれそ
つねならむ
うゐのおくやま
けふこえて
あさきゆめみし
ゑひもせす
 
上記は「いろは47文字」として昔から知られていますが
これは仏教思想を説いた歌ではないかという見解があります。
 
色は匂へど
散りぬるを
我が世誰ぞ
常ならん
有為の奥山
今日越えて
浅き夢見じ
酔ひもせず
 
とてもよくできていますね。
作者はきっと天才的な才能の持ち主なのでしょう。
 
大涅槃経に下記のような文があります。
「諸行無常 是生滅法 生滅々巳 寂滅為楽」
ですので、これに対応しているという方もいます。

空海の作とも言われていますが
音の区別等を根拠に、空海作というのは
やや無理があるようです。
たぶん空海の死後100年以上経ってからでしょう。
 

2011年1月9日日曜日

ミラレパ

 
ミラレパはチベット密教の聖者として広く知られています。
その波乱ともいえる生涯は
「ミラレパ~チベットの偉大なヨギー」と
「ミラレパの十万歌」(共に、おおえまさのり訳)に詳しいですが
彼の詩には、学ぶところが多々あります。

 『無限の知識を持つ心を超えたものは力
 本来浄らかなものはもう一つの力
 それ故無分別の揺るぎない瞑想の修行は力
 大いなる光もまた力
 
 完全にくつろいでいる時、何が起こっているのかを見るなら
 その行為そのものが力を生み出す
 
 一切の流れるもの、満ち溢れるもの、抱かれるもの 
 そして真如(在るがまま)、これらすべては力をもたらす 』  
(「ミラレパの十万歌」)

奥の深い言葉が次々と語られます。
じっくりと噛み締めながら味わうとき
彼の凄さを感じます。
 
『己をありのままに見つめることで精髄を識る
  わたしは言葉あそびを超えたるものを
空のごとくはっきりと見る
 
  委ねることで、わたしは実相を見
  くつろいで休むことで
  すべてのものの空性を悟る
 
  わたしは無為にして本然の境地に辿り着き
  委ね、放つ。そして自覚の流れの中で
  浄らかなものと不純なものは一つとなる 』(同書)
   

2011年1月6日木曜日

古語拾遺

 
  
夕べから「古語拾遺」を読んでいます。
斎部広成の著した書ですが、冒頭からして賛同できません。
ただ、記紀にないような記述があるので
必要に応じて、参考程度に開いています。
 

2011年1月4日火曜日

古事記

 
元旦から毎日「古事記」を勉強しています。
3日経って、やっと1ページほど(岩波文庫版)。。。
 
なぜ時間が掛かるのかといえば
まずは原文を読み、次に書下し文を作り、さらに
宣長や篤胤等々の国学者の説を一列に並べ
そこからじっくりと読みこんでゆきます。
それで一応の考えをまとめてから
今度は言魂学の立場から一文字一文字分析します。
そこまで来てようやく、自分の中でおぼろげながら
ひとつの考えが組立られてきます。
 
以上の作業を35年近く続けていますが、それでも中々
「理解した」と自信をもって言えるレベルにはなりません。
そのため定期的に最初に戻って読み返しています。
なにしろ想像がつかないくらい深いですから。
本当に難しい世界です。
 

2011年1月1日土曜日

アリア

高校3年の元旦は、ギリシャのロードス島で迎えました。
吸い込まれるような碧い海、透明感のある澄み切った青空、
そして、リンドスのキラキラと輝く白壁の家々。
想像していた以上に素晴らしい島でした。
まだ池田満寿夫の小説も、ジュディオングのヒット曲もない頃でしたので
2週間近くいましたが、アテネ、デルフィ、エーゲ海の島々ともに
ほとんど日本人とは出会いませんでした。
大晦日の夜、0時を回ろうとしていた時、
ホテルのバーでこの曲が流れました。
これほど上手くはなかったと思いますが、何とも最高でした。
レツィーナ(松脂の入ったワイン)と、ムサカ、スーヴラキ。
ギリシャ料理もすごく美味しかったです。
 

謹賀新年

 


明けましておめでとうございます。
今年のテーマは「原点回帰」です。
この道を志した18歳の頃に戻って
基本から修行を見つめなおすつもりです。
残された日々を無駄にしないようにしたいと思います。