2015年7月4日土曜日

隔たり

   
★隔たり
   
国学と古神道を学ぶようになって40年になります。
  
10数年にわたる先生方の御指導のお蔭で
基本的な部分については、ある程度修得することが出来ましたが
先生方の帰幽後は、進歩の速度が突如として遅くなり
以後、残念ながら、一進一退を繰り返しています。
  
若い頃は、一心に努力すれば
先生方に少しずつでも近づけるような気がしていました。
ですが、時が経つにつれて、その期待は崩れてゆきました。
  
「3歩進んで2歩さがる」ではなく、全く逆に
「3歩進んだら5歩遠ざかったような思い」になりました。
  
実感は少ないものの、薄皮をめくるように
自分としては僅かながらも前進していると思うのですが
先生方の境地が、日増しに遠ざかってゆくような感覚なのです。
  
理解が深まれば深まるほど、神界に接すれば接するほど
如何に先生方が凄かったか、その差を痛感したのです。
そしてその差は、年を重ねるに従って、大きくなってゆき
文字通り、落胆と失望の日々を過ごすようになりました。
  
質問できる方が一人もいないというのは、本当に辛いものです。
研究や体験を通して得られた仮説を確認するすべがないからです。
  
それでこのままではダメだと思い、
2年半前から修行と研究に専念することにしたのですが
最近、ますます隔たりが大きくなってゆく感じがしています。
  
毎日、先生方の御本を繰り返し読んでいますが、
わかったつもりでいた部分も
さらに深い意味があることに気付いたり、、等々
理解に自信が持てるというレベルには程遠いのが現況です。
  
本当に難しいですね。。。
   
   
「幽斎ハ宇宙ノ主宰ニ感合シ親シク八百万神ニ接ス。
其ノ修シ得ルニ至テハ至大無外、至小無内、無遠近、無大小
無広狭、無明暗、過去ト現在ト未来トヲ問ハズ一モ通ゼザルハ無シ。
是即チ惟神ノ妙法」
   
伝書にあるこれらの課題を
一つ一つ体得してゆかなければならないわけですが
実際のところ、極めて困難な道程です。
  
先師は「幽冥ニ通ズルノ道唯其レ専修ニ在リ」と仰っていますが
時間をかけてただ努力を積み重ねればよい、というものではありません。
  
一般に、修行の成果は、量と質の如何によるとはいえ
こと、古神道に関しては、何よりも「皇法」が大前提になります。
  
この部分を深く理解しませんと
どんなに頑張っても大成することはありません。
皇法なくしては鎮魂帰神も意味をなさない、と言っても過言ではないでしよう。